2010年5月4日火曜日
Vi-Braffit-He'Li-Anna
Wiz8のプレイ日記を載せているいろいろなサイトを見ていると、パーティのみんなのステルス値を上げるのには、ゲーム開始直後の浅瀬で遭遇するカニの群れを利用している人が殆どのようだ。それらの記述を参考に私も一度カニを相手にステルス・トレーニングをやってみたことがあったのだが、なにぶん最初のうちはみんなヒットポイントが一桁だったりするので、ちょっと油断しているとすぐに死んでしまう。カニでやってる方々がどんな方法でステルス値を上げているのか、もし判ったらそれで行きたいのだけど、今回はいつもどおり私のプロシージャで、アルニカでステルス上げを行うことに。
既にみんなレベル6ぐらいで、何人かはHealの呪文を覚えている。ポーションも売っている。回復手段を確保し、なおかつ或る程度HPが上がって来た時点でSavant Guards相手にやるのがいつもの私の方法なのであった。Myles抜きでViを救出(失礼)し、He'LiやBraffitの所に再度挨拶に行き、適当に戦いながら、ひとりずつRogueに一回転職させて前衛に出すのである。その間にポーション合成、宝箱への魔法かけなどでBishopやPriestの魔法スキルも上げていく。
今回、BishopのPsionicsスキルを高める手段として、Divine Trapを使うことにしてみた。こっちのほうがあまりマウスカーソルを動かさなくて済むうえに、根拠はないがなんとなくNPC相手のCharmやMindreadよりもスキル値の上がりがよいように感じたからなのであった。He'Liの店の、ヴァイオリンが置いてある部屋が格好のロケーションだ。そこには窓辺に宝箱がある。キャンプしながら何日かこれをやっていると、窓越しにサヴァントの兵士たちが外でうろうろしているのが見える。魔法に飽きたら外に出て戦いに行く。このたびはFighterをまずRogueに転職させ、前衛に一人で立たせ、オートコンバットモードで百ターンぐらい守る。これを繰り返すとそのうちにステルス値も所望の値に達するのであった。
私の場合、だいたいみんな50か70ぐらい上がればいいかなということにしている。今はRogueになっている戦士のFutsuを、今日、いろいろ考えて、改名してみた。Futsuというのは香取神宮の神様であるフツヌシノミコトから採った。"フツッ”というのが刀や剣でものを切る時の音を意味するとか何とかで、これは軍神であり、戦士にはふさわしかろうと思い、今までも愛用してきた名前だ。しかしこないだ諸星大二郎の『孔子暗黒伝』をチョー久しぶりに読んでみたら、そこに出てきたフツヌシがなんだか悪者のような存在で、なんとなく名前を変えたくなったのである。
新しい名は、Kojiro-Masakado of Taira, Lord of Bando とした。ニックネームはKojiroだ。坂東の覇者、平小次郎将門というわけだが、考えてみたら将門も帝位を僭称した朝敵とみなす人も多く、いまだ東京には将門の怨念が残っているらしい、といった事を細かく紹介しているウェブサイトも多いのである。それらの記述によれば、戦前の学校の教科書では将門は明瞭に悪者として取り扱われていたようだ。
しかし私は大河ドラマの例の加藤剛が熱演した小次郎が大好きで、どうしても将門が悪者だとは思えないのであった。「太郎!俺を憎め!!」と、目に涙を湛えて貞盛に呼びかけるあの様子や、その他名シーンがいっぱいあったと思うが、演者加藤剛がいつだったかテレビでコメントしていた、「収奪する支配階級ではなく、農民と密着した、生産者としての武士」である将門の姿が、ドラマでは(幾分贔屓目もあろうが)強調されていた。
しかし将門のことを書くと長々と演説してしまいそうなので、今日はこのへんで仕舞いにしておかねばならぬ。将門は平安期日本の東征の最前線坂東において生まれた武士の先駆であり、弓の名手、馬に乗り原野を自在に疾駆した。将門記作者に「天下ニ未ダ将軍自ラ戦ヒ自ラ死スルコトアラズ」とその武勇を称えられた、類稀なる弓騎兵であり、史上最強のスクォードロン・リーダーである。
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